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suzukigarden

Mersey Beat Forus Sound Contest

更新日:2021年5月4日

姫路フォーラスコンテスト優勝と、12インチレコーディング。


1987年はマージービートにとっては激動の1年でした。

ファーストEPを5月に発売し、そして8月末には姫路フォーラスでの第一回チャンピオン大会で優勝し、優勝賞品のライオンのトロフィーとともに、副賞として12インチシングルのレコーディングとプロのアレンジャー、ミキサーによるレコーディングも頂きました。

マージビートにとって、コンテスト出場は、はそれが初めてではなかったです。 それまでにも、近鉄小劇場でのコンテスト(結果は準優勝)など、コンテストには挑戦していましたが、やはり、プロになるにはコンテスト優勝が一番確実ということで、マネージャーのトダカ氏も、いろんなコンテストに応募していました。 姫路フォーラスは姫路にあったファッションビルで、元はジャスコだったと思います。色んなブランドのお店が集まるお店で、同年フォーラスウェストが開館し最上階は催事ホールでした。催事ホールの宣伝も兼ねてだと思いますが、毎月アマチュアバンドを集めてコンテストを行っていました。 我がマージービートも参戦。 おそらく予選は5月-6月頃だったと思います。予選の際は、文化祭レベルのバントから、かなりイケてるバンドもいて、結構ヒヤヒヤしたのですが、予選は無事通過しました。 この予選の日、なぜか我々はフォーラスの真向かいに車を路駐し、また駐禁を切られ、すんでのところで、レッカー移動を回避しました。自分は、「トランクの物が壊れてたら弁償や~」とか訳のわからん屁理屈こねて、すんでのところでレッカー車を止めました。それにしても、なぜ最初から駐車場に止めないのか?東京の失敗でこりてない。 ほんと、学習してませんね。(笑) そして迎えた8月のグランドチャンピオン大会、5回の予選で勝ち抜いたバンドが6回目のグランドチャンピオン大会で勝者を選ぶ形式でした。我々と、他4バンドだったのですが確か姫路か加古川のバンド、Radiation(?)が同等のラインで、ほぼ一騎打となりましたが、マージービートはその強豪の地元バンドに競り勝ち(?)初代グランドチャンピオンに輝いたのでした。 当日自分はどうしてもカーニバルプラザのバイトが休めず、(BBQホールで行われていたビアカーニバルの進行役でした。)悶々としながら結果を待っていました。 2回めのBBQホールビアカーニバル終了後、事務所に戻るとオフィスのおばちゃんが、「鈴木さん伝言です。グランドチャンピオン大会優勝したそうですよ。」と伝えられ、思わず「マジですか?バンザイ!」と大声を上げて顰蹙を買いました。 バンドの面々は、そのままカーニバルプラザに来てくれて、皆でBBQホールで祝杯を上げました。 後ほど、優勝を選んでくれたKITTYレコードの方に優勝の理由を伺うと、「技術的にはまだまだなところもあるが、将来性を買った」と、褒めているのか貶しているのか、よくわからないお言葉をいただきました。 出演時の演奏曲は、A Rebellion to town でしたが、この方に、「歌詞の途中の部分聞き取れなかったんだけど、あの部分は?」と聞かれました。 実は中戸クンは、詩が完成して無くっても適当に歌う、特技の持ち主でたくさんの歌を歌詞無しで歌うことが、ライブではちょくちょく見受けられました。 ちょうどサビの部分“Rebellion to town のあと、頑張って聞き取ると、~Dance a little kiss a little love you, お前の髪にsee you“などとという意味不明の歌詞をいつも口ずさんでいました。 (これもちょくちょく変わったりしました。)しかし、審査の方にしっかり指摘されたのでした。ちなみに、12インチでコーディング時までには、歌詞を作ということで、本人も「大丈夫、できるから。」と、あっけらかんとしていました。まあ、実際12インチではちゃんとした歌詞でしたよ。 また、審査員の演奏後の評で、アレンジャーのMさんは、「ギターの人、ボーカルもしているけど・・・ボーカルの声としては弱いね。」みたいなディスりも有りました。(笑) ちなみにレコーディングの際には「ヘッタクソ~やなー。」と言われて皆で顔を見合わせ凹んだことを思い出しました。 この優勝決定ライブはものすごい盛り上がりで、中戸くんが Keep on Harpinで吹く、ブルースハープを吹き終わって会場へ向かって投げると、皆が群がって奪い合うというその光景は、まるで映画「Blow UP」でJeff beckの壊れたギターを奪い合う観衆のようだったと言うことを興奮しながら中戸くんが語ってくれました。しかし、この後凱旋ライブでフォーラスで再度ライブを行うと、スタッフの方が「これ落とし物です」と、壊れたブルースハープを差し出してくださった際は、皆で顔を見合わせ爆笑しました。中戸くんだけが、「なんでや!あんなに奪い合ってたのに・・・」と、少し悲しそうでした。

決勝後のライブでは、あれだけの盛り上がりだったので、メンバーもかなり期待していたのですが、準決勝のバンドが地元のバンドで、その演奏が終わった途端に大半の客がホールから出てしまいましたが、準優勝の地元バンドが「ファンなんです~」と言ってくれ、会場で見てくれたのは嬉しかったですね。すごくいい子たちでした。あと、ファンになったという子たちもいて、メンバーは気持ちよく演奏できました。 そして、その日に配ったカセットテープを持ってた方に、「ファンです、サインしてください!」と言われたときは、メンバーは照れながらニヤけていました。 何故かベースのタムラくんは、楷書で「田村」、キーボードのカナちゃんは、「カナタアキコ」とカタカナで書いていました。両名いわく、人生初のサインということで緊張したそうです。

おまけの話では、フォーラスの向かいのレストラン「南南西の風」で昼食を食べたのですが、このときにトダカ氏がメニューを見て、「マドンナセット?」が気になり、「マドンナセットやてぇ~」と言いながらニヤけてていたことをドラムのオオニシくんが覚えていました。

ほんと、何食ったとかそんなことはよく覚えています。(笑)


看板まで作って、フォーラスさんも気合入ってますね。 優勝の際にトロフィーとしてライオンの置物を贈呈されたのですが、このフォーラスの偉いさんが、壇上でコケて、足が折れたライオンの置物をもらうという、(笑)出来事が有りました。今となっては笑い話です。

また、楽屋はめちゃくちゃ狭かったですね。 まあ、ショッピングセンターの最上階のホールなんで、仕方なかったかもです。




By:鈴木博之




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