Saturday's Kidsのライブや周辺にまつわる、今では懐かしいこぼれ話。
ライブ前の勧誘
Saturday's Kidsのライブパーティーの集客には本当に苦労しました。 当時、ミナミのレコード店にビラを貼り、委託でチケットを販売していましたが、それだけでは当然売れ行きは良くなく、今のようにSNSで拡散なんてこともできないので、友人の友人とか、とにかく主要メンバーがノルマを持ちチケットを売らなくてはいけませんでしたが、それでも売れ残るので、週末はアメリカ村三角公園にベスパで乗り付けそれらしい若者を探したら追いかけてビラを渡して、ライブに来ないか?と勧誘していました。
なんとアナログな!とか暴力キャバレーみたいと笑われるかもしれませんが、その当時はそんなもんでしたよ。
効果のほどは微妙でしたが。
ライブ前は毎週こんな感じで、三角公園に居ました。
目立ちましたねー。一度Lマガジンに声かけられて取材を受けたことがあります。
デイブの帽子カンパ ライブパーティーでは赤字が付きものでした。 初回のクリスマスパーティや最初の頃のライブパーティーで、パーティー終了後の精算時にチケット代金だけでは足りないということも多々ありました。 そんな時に、だれが言い出したでもなく、メンバーのデイブのハットをとって、逆さにして「みんなカンパ!」って回してカンパしてお金を出してもらうなんてことがしばしばありました。
ハットがトレードマークのデイブでしたが、思わぬところで役に立つハットでもありました。
3回目以降、特に東京からバンドを呼ぶようになってからは、そのようなこともなくなり主要メンバーが自腹でというパターンになりましたが、それまでは本当に手作りだったんだなぁと、懐かしく思い出しました。
サングラスをかけているのがデイブです
京都モッズとの因縁 一部の京都モッズとの因縁 うろ覚えなのですが、京都の一部のMODの子たちと揉めてたような記憶があります。 確かCHELSEAの誰かが東京のFUNZINE “Here Today”で、「大阪のMODSが増えてきたせいで、京都のMODが辞めていった」みたいな事を言っていたとかどうかが発端だったように記憶しています。 また、どっかのライブでも一部の大阪MOD達に対して口撃したとかどうとか、そんな話だったと思います。 何せ尖りまくりの浪花のSaturday's Kidsですから、「馬鹿にしやがった!京都に殴り込みやでぇ!!」てな感じで熱くなってたような気がします。このまんまじゃ傷害事件を起こしかねないと危惧したかどうかはわかりませんが、皆の気持ちを汲んだかどうかはわかりませんが、トダカ氏がその相手と口をきいて、話し合いの場を設定くれました。確かキャンディでのライブ前?かなんかだったような記憶があります。何人かのSaturday's Kidsの鉄砲玉メンバーが話し合いに乗り込みました。いきなりの喧嘩腰ではなく、まずは話し合いでという事で話し出しましたが、出席してくれた人は、実はその発言をした当事者ではなかったようで、相手にとってはええ迷惑です。「もともと自分は言ってないし、言った奴も君に言ったわけじゃないし、怒られてもしらんよ。」てな感じで、軽くいなされ、鉄砲玉は相手に殴り掛かるわけにもいかず、振り上げたこぶしはもって行き場がなく、結局何も解決せず話し合いは終わったような記憶があります。 まあ、相手も大人の対応だったんですかね。 まあ、半ば言いがかりみたいな話によく付き合ってくれたものですね。 (もし記憶違いなら訂正お願いします。)
まあ、意識しあっていたんでしょうね。というか、浪花のど根性のせいも少しあって、 「とんぼり人情」に火が付いたかもしれません。 この記事を書いた後に、当時の事を覚えているメンバーに確認したら、なんか面倒なことを言ってたのは、長岡京の人らしく(要確認)、京都市内の人ではなく、下記のポスター中の方は何にも言ってなかったようでした。とんだ勘違いというか、彼はバンドの他のメンバーを庇ったってことでしょうか。 災難を被られた相手の方はこのメンバーのどなたか一人とその他の方でした。 この場を借りて、失礼の段お詫び申し上げます。
By 鈴木博之
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